フェネック本誌2月号では注目の新車を紹介しているが、そのなかでも08年12月4日に発売されたホンダの新型アコードツアラーの試乗記をお届けしよう。レポートはおなじみの国沢光宏氏。
従来型のワゴンボディはセダンよりホイールベースを伸ばすなど、けっこう気合い入ったモデルだった。しかし、ホンダの意気込みを理解してくれるユーザーが少なかったらしい。「それならセダンと同じで……」となったのだろう。面白いことにセダンと同じホイールベースとしたため、ボディを大型化したにもかかわらず(セダンは従来型より100㎏近く重くなった)、重量増はなし。
どれどれ、と試乗して驚いた! 凄く印象いいのだ。ボディサイズを大きくしたためクルマそのものの高級感もググッと高くなっているけれど(ツアラーのデザイン、個人的には両手放しでホメておく)、走りの質感だって負けていない。何より乗り心地からしてすばらしいです。もはやベンツEクラスやBMW5シリーズと真正面から比べたって負けておらず。
エンジンもなかなか。オデッセイのアブソルートと同じ206馬力の2.4Lハイパワー型VTECを搭載しているため、低い回転域から高回転域まで気持ちよ~く&イッキに回る。巡航時には太いトルクを楽しめ、回せばエンジンそのものを味わえるワケ。開発担当者に聞くと、実用燃費も旧型アコードワゴンより10~15%くらい改善しているそうな。ハード面の弱点なし。
強いて言えば限界まで攻めた際、前後のグリップバランスが個人的に「う~ん!」なことか。後輪優勢なのだ。ヨーロッパだと高速域を常用するため後輪を優勢にしたのだというけれど、ベンツやBMW、アウディもそんなことしていない。何らかの技術的な理由があるんだと思います。されどそんな違いを気にする人など希少。新しいツアラーが気に入っているならぜひどうぞ!
このほか、12月25日に発表されたトヨタパッソセッテ&ダイハツブーンルミナスの紹介に三菱ギャランフォルティススポーツバックの試乗記、ビアンテのキャンピングカー仕様「ロータスRVスペシャル」などフェネック読者注目の新車情報を満載。詳しくはフェネック2月号で!
オデッセイの積む206ps2.4LのVTECエンジンの走りは低い回転域から高回転まで気持ちよく一気に回る。実用燃費も旧型から改善
センターコンソールから左右に広がる金属調パネルが特徴的なインテリア
リアピラーをサイドからリアへ大きく回り込ませているのが特徴的なリアビュー。なかなかにスタイリッシュなフォルムなのだ