デジカメの人気でカメラを持ち歩く人が増えた今。フェネック読者にも「もっと上手に写真を撮れたらいいのに!」と思っている人が多いのでは。
そこで、フェネック9月号では初心者レベルの素人5人がテーマ別に撮影をして、それぞれ5人に上手に撮影するポイントを解説する『シロート5人のアウトドア撮影対決』を掲載しています。素人5人の撮影した写真を判定して解説するのはNHK教育テレビ『シーン別デジタルカメラ撮影術入門』で講師をつとめる写真家桃井一至先生だ。ここでは、5人の中から一人のパートを紹介します。
まず1人目は「いつもは写真を撮られるほうの立場の私ですが、花をきれいに撮ってみたいの」という女性モデル代表の西舘さをりちゃん。
「一眼レフカメラならきれいに撮れるかも?」と選んだニコンのエントリー用一眼レフモデルカメラ「D5000」を手にして緑の木々の中に咲く花々をさっそく撮り始めた。「ブログをやっているので写真はよく撮ります」という彼女だが、一眼レフカメラはほとんど使ったことがないとのことでカメラの構え方はちょっとぎこちない。でも、黙々と撮影する姿は実に落ち着いていて上品でかわいらしい。いい写真が撮れたんじゃないか?
[上手く撮るポイント(by桃井)]
サルビアやキバナコスモスが美しい季節です。小柄なキバナコスモスがたくさん咲いている様子を一枚に収めようとしましたが、全体から見ると少し寂しい印象。きれいに咲いた花も欲張って画面に多く入れようとすると、ひとつひとつのイメージが薄れてしまったり、反対にサルビアのようにゴチャゴチャとしたイメージで写ってしまいます。
ここは欲張らずに、いちばん撮りたいと思う部分を狙いに行くのが秘訣。そのためには、作例のようにスッキリ見える背景を選んだり、レンズ交換式カメラであれば、絞り値を開けてピントが合って見える範囲をコントロールして、見せたい部分だけど浮かび上がらせるのがいいでしょう。
もしレンズ交換式カメラで本格的にお花を撮り続けるのならば、接写に特化した性能を持つマクロ(マイクロ)レンズを手元に加えると、肉眼では見られないほど微細な部分も撮れるので、撮るのがさらに楽しくなるはずです。
ひまわりを眺める西舘さをりちゃん
欲張らずにスッキリと見せるアングルやテクニックを練習すれば、きっとよくなります!
キバナコスモスをローアングルから狙い、透けた花びらのかたちの面白さを強調しています。標準ズームレンズでもこれくらいアップで撮れます。白い紙や板を使って、影をソフトするのも花撮影では有効です。